ビタミン不足と神経痛の関係

栄養素のうちビタミンやミネラルは、体の機能を潤滑に動かすために不可欠です。ビタミン不足は疲労の蓄積、免疫力の低下などが起こり、病気にかかりやすくなります。中でも神経組織に深いかかわりがあるのはビタミンB1です。末梢神経や中枢神経の働きは脳がコントロールしていますが、脳の働きに必要なぶどう糖の代謝にはビタミンB1が不可欠です。脳に必要なビタミン不足になると、正常な働きが出来なくなるため、神経痛をはじめとする神経系の疾患を発症しやすくなります。ビタミンB6も末梢神経の健全な働きの維持に効果があります。主な働きはたんぱく質の代謝で、新陳代謝がスムーズに行われていれば、末梢神経も健全な働きが維持できます。

 

たとえばビタミンB1が体内に不足しないためには、バランスよく食材を食べることです。豚肉、うなぎ、大豆、ナッツ類、穀類に多く含まれているので、毎日の食事に組み合わせて利用するとよいでしょう。ただ水溶性で熱に弱い性質を持っているので、調理方法には工夫が必要です。例えば豚肉や大豆はスープに入れて丸ごと食べれば、栄養分の損失が少ないです。ナッツ類は間食として食べたり、サラダのトッピングに加えるという方法があります。注意点はビタミンB1は糖の代謝を促す働きを持っているので、甘いものが好きな人は不足しやすくなる傾向があります。

 

ただビタミンB1やB6さえ十分に摂取していれば、神経痛を起こさないというわけではありません。神経痛の直接の原因は、末梢神経の炎症です。炎症が起きないようにする確実な方法はありませんが、ビタミン不足にならない食生活、ストレスを溜めない、加齢で不足しがちな栄養素を補うなどに心がけると効果があります。